DIE WITH ZEROという書籍があるのはご存じでしょうか。
内容の要約動画は見たことがあるのですが、考え方が私と違いすぎて、書籍等は購入していません。
正直、この考え方は自分にとっては、”ものすごく阿保らしい”考え方なので、適当に書いていきます。
DIE WITH ZEROは端的に言うと死ぬときに資産0で死ねるといいよねっていう考え方です。
なんというか、自分の子々孫々もずっと、バブル経済の真っただ中にいるような環境が作れるならそれでいいと思います。あるいは、自分の子を残さないと決めた人ならこの考え方は持っても良いと思います。
まず、資産はだいたい、お金に換算できるので、話を単純化させるために”お金”のみと考えます。
お金(資産)が0の状態で寿命を迎えるのは、基本的に無理なのはどなたでもわかると思うので、書籍中にも、0に近づけるようにしていこうという話が出ていました。
お金は本質的には貸借関係なので、今お金があるのは世の中に対して何等かの”貸し”がある状態です。逆に借金がある人は”借り”がある状態です。
要するにDIE WITH ZEROって貸し借りない状態で寿命を迎えればいいよねって話です。
資本主義に目を向けてみましょう。
資本主義にはバグがあって、”金利”というバグです。
詳しくは”21世紀の資本”を読んでもらえればいいのですが、端的に言うと、リスク・プレミアムの影響で貧富の差が拡大し、資本主義社会の維持は難しくなっていきます。
かみ砕くと、戦争みたいなことが起こらない限り、基本的に投資家が儲かります。
労働でしかお金を得られない人は、相対的に貧しくなります。
貧富の拡大(r>g)によって、世界のお金は時間がたつにつれて、お金を多く持っている人のところに集まります。
※世界の大金持ちで慈善団体を作ったり、寄付をするというのは、道徳の”徳”を一定以上理解されているので、そういった方がお金を多く持つことは良いと思います。そうでない場合もあることが問題です。
資本主義を維持するためには、お金の総量をある程度増やしていかないと維持ができない状態になります。(細かい説明は省きますが)そうなると、インフレは一定程度、起こす必要があります。
でもって、日本に目を向けます。
日本は失われた30年(自民党・公明党が与党だった暗黒時代)と言わる期間、(内需による)インフレはまともに発生せず、増税を続け景気を停滞させ続けた。
(まぁ、世界的に見て日本の保有資産がトップレベルなことを考えると海外から抑圧する動きがあったのかもしれませんが、少なくとも、氷河期世代以降の人は、親の遺産でもない限りこれらの対象ではないので関係ない話)
端的に言うと、日本は増税は頻繁にするし、海外ほどのインフレも起こせない(対外的に通貨が弱くなっていく)これは普通に、日本が滅びます。
そんな状況下で、資産額が0に近い状態で死ぬ?
子供がいるなら有価証券などの、資産を残して死ぬに決まってる。
まとめ
これまでの日本の流れがまだまだ継続されると仮定するなら、生き残れる日本人は資産を持っている人だけで、労働からしかお金を得ていない層は、長期的に子供が作れず、いなくなっていく。
今、就職して働きだす若者と、20年後就職して働きだす若者、これらを比べると、後者の方が圧倒的に不利な状況になる。
自分の子供が社会に出るとき、自分よりも不利な分、多少下駄をはかせてでも社会に出していく、その覚悟が今の親世代に必要と感じている。
親目線でいうと、子供の大学費用を返済が必要な奨学金を借りずに、社会に出すのもいいと思う。奨学金を借りたとしても、親が返す。子供には負担をかけない。(甘やかしすぎという人もいるかもしれないが、子孫のためを思うなら、今必要な対応だと私は思う)
さらにいうと、私の子供に対しては投資のやり方を小学生のうちから教えていく。
将来、子供たちが社会に出るときにどのくらいになっているかわからないし、毎月子供の証券口座に移す金額も小遣い程度の少額。
監視しながらではあるが、どのような運用(放置のしかた)をすればよいのか教えて、高校生の頃には運用を任せられるようにしていくつもりだ。
社会人になるころには、「もっと入金力を高められる」とか思ってくれてればよいなと感じる。
最後にアフィリリンクを張っておきます。👆この書籍です。
日本では売らないでほしい。まじで。生涯独身を決めた人向けの書籍なら許す。


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